梅崎家 家族史


 

このページを訪れていただき、ありがとうございます。愛と笑顔にあふれた、梅崎家の歴史をここに記していきます。

 

梅崎家 家族構成

父:義高

母:由紀子

長女:衣里

次女:志帆


両親の出会い、結婚

父と母は、父・高校2年生、母・高校1年生の時に、父(男子校)の体育祭で出会いました。付き合い始めた当時は、祖父(母の父)が厳格である反面、優しくもあり、「外で会うより、家に連れて来い」と言われ、二人はいつも家で会っていたそうです。

 

寮生活を送ってた父は、ほとんど母の家に下宿しているような状態で、結婚前から家族の一員のようだったと聞いています。高校卒業後、8年の遠距離恋愛を経て1983年に佐賀県で挙式をあげ、夫婦となりました。

長女・次女の誕生

結婚から2年後の1985年、長女の衣里が誕生。その4年後に次女の志帆が誕生します。娘が欲しくてたまらなかった父は、二人とも女の子に生まれたので、小躍りして喜んだそうです。

 

「衣里」「志帆」という名前は、女の子らしく、優しく素直に育ってほしいという願いが込められています。幼稚園の父親参観日で「どんな大人に育ってほしいですか?」と尋ねられた父は、「常識があり、感性豊かな女性に」と答えたとも聞いています。

引っ越し(転勤・転校)

父の転勤で、衣里は、小学校3校、中学校2校と転校を経験しました。度重なる転校は、当然寂しい別れも、辛いこともありましたが、それ以上に、素晴らしい出会いや思い出が多く、衣里の人生を彩る素敵な財産となっています。

 

妹の志帆は衣里とは逆で、ゆっくりと狭く深く人間関係を気付いてくタイプなので、数年毎に転校を繰り返すことは、なかなかの試練と感じていたようです。

家族で過ごす時間

アウトドア好きの父の影響で、お弁当を持って河原や公園にピクニックに出かけたり、キャンプに行ったりと、休日は家族で過ごすことが多くありました。

 

父は仕事が忙しく、平日はほとんど顔を合わせることがなかったのですが、週末の夜には、「ティ―タイム家族会議」と題した家族団らんの時間がありました。お菓子をつまみながらその週の出来事を振り返ったり、週末の予定を話し合ったりと、幼心にとても嬉しくて幸せな時間だったことをよく覚えています。

衣里、志帆大学進学

衣里は高校時代、剣道部に入部し、胴着のままランニングで山越えするなど、ハードながらも楽しい青春時代を過ごしました。その後、希望大学に入学し、初めての一人暮らしを経験します。バイトやサークル活動、友人との交流が楽しくて、あっという間に過ぎ去った4年間でした。

 

中学校生活を愛媛県で過ごし、大阪に再び戻った志帆は、高校時代にとても気の合う友人に恵まれます。今でも、離れ離れのメンバーが、1年に1回は集まり交流を続けています。大学は、栄養系の大学で、病院実習や国家試験をこなしながら、学外でもお料理教室に通うなど、料理や栄養の知識と経験を積みました。

衣里、結婚

大好きな母と同じく、幼少期からお嫁さんになることが夢だった衣里は、大学時代に理想のパートナーに出会い、大学卒業後の22歳、夫 が26歳の時に結婚します。

 

夫が衣里と結婚した決め手は、「梅﨑家の強い絆」だったそうです。夫は、梅崎家の互いを思いやる姿に感銘を受け、絆の強さに今でも驚かされているそうです。衣里は、家族思いで器が大きく、どんなことにも動じない、とても頼りになる夫とともに人生を歩み始めました。

母の闘病

2012年、母に癌が見つかります。父と母は転勤で東京に住んでいて、長女衣里も東京で暮らしており、偶然にも衣里は近くで母を見守ることができました。癌宣告を受けた日のこと、治療していく病院探し、手術当日の出来事を思い出すと、今でも胸が苦しくなります。

 

無事に手術を終えて退院する日、かなり痩せていつもより小さく感じた母の姿は忘れられません。両親の老い、順番にこの世を去ることは当然です。そうでなくてはなりません。ですが、まだまだ多くの楽しい思い出を残してあげたいと強く思うばかりです。

志帆、結婚・出産

志帆は職場の同僚であった彼と結婚。幼い頃は身体が弱く、スロースターターで繊細なところがある志帆のことを、衣里はいつも気にかけていました。そんな志帆の悩みや相談に優しく応じてくれる、温和で多彩な彼に出会い結ばれた二人の感動的な結婚式では、家族は大粒の涙を流し祝福しました。

 

その後2015年に長女、2017年に長男を出産。色白華奢で繊細な志帆が、今では立派な肝っ玉母ちゃんになりました。いつも姉のマネばかりしていた志帆が、働きながらたくましく二児を育て、野菜嫌いの子供たちにも工夫して料理を作る姿はとても頼もしく、家族から尊敬されています。

衣里の夫、交通事故に

衣里が第一子を妊娠中、ちょうど安定期に入った頃の2016年夏、夫の拓之が交通事故に巻き込まれます。大腿骨骨折という大けがを負い約1か月半もの間、入院しました。

 

強烈な痛みと、自由に身体を動かすことができない不便さを強いられたにもかかわらず、ネガティブな言葉を発することなく、心配する妻を逆に笑わせてくる夫。長期に渡るリハビリを前向きに乗り越え、今は後遺症もなく、大好きなスポーツをすることができています。拓之のメンタルマッチョさには感動します!

衣里、待望の長男出産

結婚9年目に授かった待望の第一子。妊娠出産に至るまで、家族には心配をかけたと思います。子どもを授かり、無事に出産するということは、本当に奇跡の連続であるということを痛感しています。

 

やっと出会えた子どもに対し、時折出現する鬼婆(衣里)と、子どもを溺愛する夫で子育てを満喫しています。夫と巡り合い、息子の母親になれて幸せです。

そして、2021年現在

父と母は、親の介護と近所に住む孫(志帆夫婦の子)の世話を、苦労しながらも、張り合いを持ってしています。大好きな旅行に行ったり、ウォーキングやトレッキング、ご近所さんとヨガをしたりと、充実した毎日を送っています。

 

志帆は家族4人、自然豊かな久留米で大好きなアウトドアを楽しみながら暮らしています。おませな姪っ子とママっ子で好奇心旺盛な甥っ子が可愛くて、二人の成長も家族全員が我が子のように楽しみにしています。

 

衣里は家族3人東京暮らし。身体を動かすことが大好きな夫と子どもは、常に動いています。衣里は少しずつ増えてきた静かで自由な時間を満喫しながら、ふるさとの家族に会える夏休みと年末年始の帰省を楽しみに過ごしています。

 

文章:新村衣里